PROFILEプロフィール

中村真緒MAO NAKAMURA
2003年、茨城県古河市生まれ。2022年に宇都宮大農学部農業経済学科入学。
高校生のときに、陸上競技の選手として体重管理などに気を使うなか、甘さと健康を兼ね備えたイモの魅力に取りつかれ、国内はもとよりグローバルにイモの調査研究、ビジネスとしての可能性などを検討している。


はじめまして!
イモコ(中村真緒)です。
芋好きな私の人生をまとめてみました。

2003年12月、茨城県で誕生
さつまいも生産量全国2位の地で生まれ育ちました。小さい頃から野山を走り回り、洋服を泥だけにしては怒られる、やんちゃな子でした。中高時代は陸上部に所属し、走高跳びや棒高跳び、ひたすら高く飛ぶ競技にハマります。当時、重力に逆らう必要があった私は体重管理という壁にぶつかりました。その時の、甘いものを食べたいけど、健康にも気をつけたい!という欲張りな思いをきっかけに、さつまいもに惹かれ始めます。
18歳
春、さつまいも博との出会いが人生の転機に。
高校3年生の時、全国のさつまいも専門店が集まるイベントに訪れます。そこで、美味しいさつまいもスイーツを口いっぱい頬張ると同時に、1つの作物へ熱をかける大人がこんなにもいるのか!!と感銘を受けます。あまりにも感動したので、実行委員長に感謝を伝えたところ、翌年から偶然実行委員会メンバーに。
半年ごとの博覧会運営や品評会参加を通じ、生産者や焼き芋屋さん、品種開発者など、様々な"芋好き"の皆様と出会いました。沢山の人の芋への愛や可能性への信念に触れ、この魅力を広めたいと強く感じました。

夏、芋の可能性に気づく。
芋について勉強していくうちに、芋は世界を救う可能性を秘めた農作物なのではないか!?ということに気がつきます。ただ美味しいだけじゃない、超優秀エリート農作物だったのです。光合成効率が良い。たんぱく質と脂質以外を含む準完全栄養食である。廃棄量が少ない。設備投資が少ない、。しかも飢餓を救ったという歴史持ち。まさに日本人にとってヒーローのような存在なのです!!なのにこの魅力がまだまだ伝わっていない。もっと多くの人に、芋の魅力を伝えたい。そんな思いから、渋谷や浅草で芋配りを始めました。すると意外にも欧米の方々の反応が良く、健康志向の強いアメリカ市場での可能性を感じました。

19歳
春、スーツケースに10キロ芋を詰め単身渡米。
渋谷や浅草での芋配り実験の結果、あまりにもアメリカ人に焼き芋のウケが良く、嬉しくなってしまった私。もっと多くの人の、芋に喜び驚く顔を見たいと思うようになりました。そこで、アメリカに行く決心をします。(じゃがいも圏である北米やヨーロッパでは、日本のようにさつまいもをスイーツとして食べるという文化はあまり発達していないのではないか、。と仮説を立てました。ほとんどがオレンジ色のカロテン臭強めのお芋で、お肉の付け合わせや飼料用として使用されています。日本のように蜜が滴るほど甘いお芋は世界的に見ても珍しい!!)
人生初!海外1人旅!10キロの芋をスーツケースに詰め、シアトルやミシガン、シカゴで試食会を行いました。焼き芋を初め、干し芋や芋けんぴ、芋チップス等、様々なお芋スイーツを配り、ひたすら感想を聞きまくる。そして、学校が始まる直前に無事帰国しました。生芋の持ち出しは禁止という事を知らず、植物検疫所とゴネる等、トラブルは多々ありましたが、。

帰国後は、茨城県常陸の畑で自らさつまいも栽培に挑戦しています。東海村の照沼さんから、日々技術を学んでいます。さつまいもは比較的手のかからない農作物とはいえ、栽培難しい!

秋、伝説の干し芋を求めて
アフリカへ。
芋業界に入りこみ始めたある日、ある噂を耳にします。アフリカのスクマ族がどうやら美味しい干し芋を食べているらしい。長旅に出る時の携帯品として、カロリーが高く保存の効く干し芋を持ち歩いているそうなのです。どうしても食べたくなってしまった食いしん坊の私は、人生初アフリカへ。1人で海を渡りました。そこで出会ったのは、音と色に溢れたカラフルな世界と愉快な芋農家さん達でした。

20歳
冬、干し芋工場長になる。
日本に戻ってきて、干し芋にハマります。しかし、市販のものを毎日食べ続けては出費がかさむ、。そこで、茨城の干し芋農家へ修行に出かけます。朝4時から芋を蒸し、皮をむき、丁寧に並べ、乾燥させる毎日。冬の厳しい鍛錬を得て、干し芋加工技術を習得しました。そして無事に、曽祖父の家の干し芋工場化に成功しました。さつまいも収穫後の冬だけ稼働しています。これで、干し芋を食べるお金に困らなくなりました。
*手作りの小さな工場ですが、母からは勝手に何してるの!と少々お叱りを受けました。

現在
I(芋を)M(もっと)O(多くの人に)をモットーに活動しています。芋スイーツのコラボやイベント企画など、さつまいもの魅力を広めるために奮闘中です。お芋に関わる人が、笑顔でいる事ができる世界を作ること。IMOVATIONを起こす事が私の夢です。少しでも世界がほっこりすることを願って。




